自律神経はサインを出してます。
目次
病気予防のサインに気付く方法
正直な自律神経
自律神経が乱れると、体の9割の部分に影響が出る可能性があります。変な言い方ですが、自律神経はある意味とても素直に反応するのです。
いつも言っていることですが、緊張するときには交感神経が働き、リラックスするときには副交感神経が働きます。
心理的に嫌なことがあれば交感神経が働きます。
自律神経は素直なので、自分では嫌だと思っていないつもりでも、心の奥で嫌だと無意識に感じていると、交感神経が働いてしまうのです。
良く患者さんが言われる言葉の中に、「ストレスに心当たりがありません」というのがありますが、知らぬ間になぜか交感神経が働いているということは、そういうことなのです。(;^_^A
勝手に反応している自律神経に対しては、自分でもだませません。自分自身に「リラックスしているよ」と言い聞かせていても、本心が違うと交感神経が働いて緊張状態になってしまいます。
正直に自律神経のサインが出るのです。
自分の表向きの感情に、自律神経は騙されることはありません。
自分のストレスに気付けてない人
自分の本心に気付いている人は、案外少ないかもしれませんね。表の感情は感じていても、奥底の無意識の感情は実際分かっていないことが多いと思います。
自分ではストレスを感じていなくても、自律神経が反応してサインを出しているのですから、自分にとってはストレスになっているのだと、気付くようにしましょうね。
この素直な自律神経の反応に気付けるようになると、症状が悪化する前に気を付けることが出来るようになります。
・今日は早く帰って寝よう。
・この人と会うとストレスになっているようだから、早目に帰ろう。
という風に自分で先にコントロールしましょう。
ストレスが溜まって交感神経が働き過ぎる前に、自分で対策を打てるようになると、自律神経に負担をかけにくくなるでしょう。
交感神経の反応で、感じやすい例を挙げてみますね。
・呼吸が浅くなる
・身体がこわばってくる
・胃の付近がキューっと締め付けられる
・手に汗をかく
・胸が締め付けられる
他にも自律神経は、色々な刺激に対して反応します。
例えば、目の前に急に光が当たった場合は、瞳孔を閉じる指令を出します。
因みに、この指令が上手くいかないと、眩しく感じるという状態になります。
ちなみに当院で蛍光灯にカバーをかけているのは、眩しさを少しでも軽減するためです。
最近眩しく感じることが多いと思ったら、交感神経の働きが強くなっている可能性を考えてくださいね。
自分の本心に気付く為にも、体調を客観的に観察するのもお勧めします。^^